在田農場の哲学

在田農場の哲学

ほとんどの養豚家は、自分で育てた豚を食べていません。自分で育てた豚を食べるには、と殺場やお肉屋さんと連携しなければできないからです。だけど、わたしは、それはあまりに無責任だし、それでは養豚をやっている意味がないと考えています。私は、毎週、自分が出荷した豚を自分で食べて、肉質や味を確認しています。

養豚をはじめて40年以上が経ちました。私は、規模の拡大ではなく、品質を追求することを方針としてきました。自分で、豚の食べるエサをつくったり、どういう飼育環境にすれば、健康で、良い豚が育つのかを実証的に研究してきました。そして、今は環境と向き合う養豚を目指しています。豚のふん尿を堆肥にして、田んぼに還したり、人間が食べ残した食品を豚のエサに加工したりしています。毎日、創意工夫の連続です。安全で、おいしい豚をみなさんのところに届けたいという思いは誰にも負けることはありません。

在田農場について

千葉県北東部に位置する「香取郡東庄町」、北は利根川、南は太平洋にかこまれた北総大地に農場はあります。
年間の平均気温は15.5度で、冬は太平洋からの南風で東京よりも2〜3度あたたかく、
夏は涼しい、人も豚も過ごしやすい気候です。

農場概要

農場名 有限会社アリタホックサイエンス(在田農場)
所在地 千葉県香取郡東庄町小南2506
*恋する豚はすべて在田農場で育てられています。

在田農場の哲学 在田農場の哲学 在田農場の哲学

エサのこだわり・安全な豚への取組み

エサのこだわり

恋する豚は、自社で開発した発酵飼料を食べています。
発酵飼料は、生きた乳酸菌や麹菌を多く含んでいます。
生きた菌を摂ることで、豚の腸内の善玉菌を増やし、
病気になりにくい体にしようとする、
「プロバイオティクス」に取り組んでいます。

これにより、豚の本来の免疫力が高まり、抗生物質を使う量が減ります。
こうして、健康な豚が育ち、肉質も良くなっていると考えられています。

エサのこだわり

環境への取り組み

食品工場などから出る、使われなくなった食品を、粉砕や熱処理など独自の技術により豚のエサに加工しています。食料自給率が39%の日本にとって、この取り組みはとても重要です。
また、豚の「ふん尿」は堆肥に加工して、田んぼや畑にもどし、コメや野菜が育ちます。
自然の摂理のなかで営む農業が、自然を大切にする方法を模索していくことが、いま求められています。

環境への取り組み

安全な豚への取り組み

私たちは恋する豚を安心して食していただけるよう、次の取り組みを行っています。

1.ワクチネーションプログラム
恋する豚は次のようにワクチンを接種しています。
いつ、どのようなワクチンを、どの豚に接種したかを管理し、履歴情報をいつでも確認出来る体制を整えています。

ワクチネーションプログラム

2.豚肉や豚の食べるエサは放射能検査を行っています。
豚肉だけでなく、豚の食べるエサも放射能検査を行っています。