恋する豚について

恋する豚とは何か。

恋する豚とは、「豚に恋する」ということではなく、「豚が恋する」というイメージです。恋をすると、なんとなく幸せで、すこやかで、おいしい豚が育つんじゃないかなと。そして、豚を見ているうちに、豚だって、恋しているんじゃないかって思っています。

恋する豚は、豚のエサや、育て方に徹底的にこだわった豚です。豚の品種はLWDの三元豚で一般的なものですが、「品種」という遺伝的なものよりも「育て方」などの環境がおいしい豚をつくるためには重要なのです。だから、生産者は1農場だけ。契約農場など、生産農場を増やすつもりはありません。豚を育て、加工し、食べる人に届ける。私たちは、生産者、加工者、販売者をこぢんまりとした顔の見える関係とすることで、安全はもちろん、食べる人に安心してもらえるように生産や加工の情報を管理しています。

日々の地道な労働によって育てられた豚は、健やかに、「恋をしている」と思っています。みんなで、わいわいと食卓を囲む日。ひとり、せつなさを抱きしめてゴハンを食べる日。恋する豚は、そういう時に、そっと食卓にある存在でありたいと思っています。

恋する豚とは何か。

恋する豚が伝えたいこと。

安全な豚や、おいしい豚を生産するためには、科学的な視点は欠かせません。肉に含まれるうまみ成分を分析したりすることで、実証的な、安定した管理や生産が可能になります。しかし、豚は生き物です。私たち人間と同じ生き物です。いくら、同じエサを食べても、同じように育つとは限りません。科学の有用性と限界の両方を認識しておくことが大切だと思うのです。ひょっとしたら、恋することで健康になるかも知れないし、豚もおいしくなるかも知れません。私たちは高級品をつくるつもりはありません。農産品という自然のものを真っ当な価格で評価していただくことが持続可能な農業の営みには欠かせません。

スーパーに並ぶ、野菜も、魚も、豚も、鳥も、みんな生きていたものです。だれかが、解体し、きれいに整えて店先に並べたものです。食を提供する私たちは、安全で、おいしいものを提供できるよう今日も真剣に自然と向き合います。食す人にも、そうした自然と向き合う姿勢を忘れてないでほしいと思っています。
恋をすること。恋してもらえること。

恋する豚が伝えたいこと。

「おいしさ&ヘルシー」

おいしさ

恋する豚は口あたりがなめらかで、くさみが少なく、脂のほのかな甘みが口に広がります。
あと味はすっきりしていて、ついついまた食べたくなってしまうおいしさです。

また、そのおいしさは科学的にも証明されています。
恋する豚は、ほかのブランド豚と比べて、おいしさの指標であるグルタミン酸とイノシン酸の含有量が多いことが分かりました。これはエサや「育て方」などの環境が、肉質に良い影響を与えているのだと考えます。

そんな恋する豚を楽しんでいただけるのは、「しゃぶしゃぶ」や「塩コショーでの素焼き」です。ぜひ、一度お試し下さい。

恋する豚とは何か。

おいしさおいしさ

ヘルシー

豚肉の違いは脂の違いと言っても過言ではありません。
恋する豚の脂は、ほんのり甘くてくさみが少ないのですが、からだにもうれしいことがあります。

恋する豚は、ほかのブランド豚と比べて悪玉コレステロールを減らすと言われる
オレイン酸などの不飽和脂肪酸を多く含みます。

また、多量に摂取すると動脈硬化につながると言われる
パルミチン酸などの飽和脂肪酸は含有量が少ない事が分かりました。

恋する豚は、からだの中からキレイになりたい人におすすめです。

ヘルシー